スポーツマンNo.1決定戦 SURVIVAL BATTLE 17(詳細編)
最終成績(カッコ内は取得種目No.1)
No.1)なかやまきんに君 585pts (QM)
2)池谷直樹 465pts(MB、SGT)
3)知幸 390pts
4)ワッキー 340pts(SO、TI)
5)金子昇 220pts
6)桜井宗忠 200pts
種目別No.1
[SPIN OFF] ワッキー
[MONSTER BOX] 池谷直樹 23段(世界記録タイ・自己記録タイ)
[QUICK MUSCLE] なかやまきんに君 247回(芸能人新記録・自己新記録)
[TAIL IMPOSSIBLE] ワッキー
[SHOT-GUN-TOUCH] 池谷直樹 12m60
「バイキングSP:芸能人最強王トーナメント」に続き2日連続となった「芸能人最強王決定戦」2日目のNo.1 SURVIVAL。
冷静に振り返ると、「ああ、良くも悪くもNo.1の象徴は跳び箱なんだなー」と。
なにはともあれ、まずは恒例の箇条書きから。
…ただし跳び箱は後回し。
<SPIN OFF>
・早くも「打倒きんに君」の空気が広がる。
・正直、野村将希はやりにくかったか。
・きんに君×知幸は大乱戦の末のきんに君勝利。知幸、敵陣地に背を向けちゃ…
・決勝はきんに君×ワッキー→ワッキー勝利、「打倒きんに君」の第1歩となる。
<QUICK MUSCLE>
・1・2組目は品川庄司×50代!?
・特に2組目は野村には石丸が、庄司には相方の品川が応援に。
・今回プルプル地獄に屈したのは品川と桜井。
・最終組は3人が200回超え。
・自己新はモンキッキー、石丸、野村、金子、ワッキー、きんに君、知幸(タイ記録)。
<準決勝:TAIL IMPOSSIMBLE>
・生き残りをかけた戦い、初出場組は結局桜井のみに。
・ワッキーはきんに君に勝利しはしゃいだが…
<決勝:SHOT-GUN-TOUCH>
・ワッキー、古傷のアキレス腱痛を再発、ドクターストップ棄権に涙…
・これで「打倒きんに君包囲網」は万事休す。
・最後は池谷に打倒きんに君の期待がかかったが、あと一歩で及ばず。
・最後はきんに君が自己記録を更新して有終の美。これには全員からも脱帽。
■ 史上最も濃密な1時間・MONSTER BOX ■
冒頭にも述べたが、今回のMONSTER BOXは「良くも悪くもNo.1の象徴は跳び箱なんだなー」と思わせる展開でした。
このNo.1 SURVIVALに筋肉ミュージカル勢が2人以上参戦するようになってから「前半はノービスクラス、後半は筋肉ミュージカル勢によるエクストリームクラス」という2本立ての様相になってきました…言い方がかなり乱暴ですが。
そんなこんなで今回の跳び箱。今回の池谷による「始跳式」は側転後方宙返りでした(爆)。
でまずは前半。きんに君やワッキーらNo.1ランカーから野村ら金子ら主力ファイターを差し置いて主役の座を射止めたのはビックスモールンのチロ。
160cmにも満たないその身長で15段(226cm)をねじ伏せた。予想外の小兵の脅威の跳躍力にコロッセオの注目を一心に集めてしまいました。
圧巻は15段の跳躍。もしかしたら、さらに上を飛びそうな気がします。
そして後半。MM勢の池谷×知幸の一騎打ち。これに戦う男の真髄を見たと思った方は多いはず。
防護マットを外してもらうという2人の意外な要求で始まった3m超えバトルは、意外にも池谷の調子が上がらない。跳躍のたびに苦心の表情を浮かべる。一方の知幸は逆にバトルを楽しんでいるように見えた。
そして迎えた22段(2m96)。ワタシが思うには、ここがターニングポイントだったと思う。
共に1回目を失敗し迎えた知幸の2回目。ここ一番の集中力で一気に22段をねじ伏せた。
これを見た池谷が覚悟を決めたか、運命の2回目。飛んだー 叫んだー
ーこの日の池谷は踏み切りが不調だった。土壇場の22段2回目でナレーター曰く「少し前にした」踏み切りで”本来の池谷”を取り戻したのだった。
その直後の池谷の表情はー明らかにその目に輝きを取り戻しているようでした。
運命の23段−3m越え。1回目はともに失敗。
2回目、先攻・知幸。成功のイメージをつぶやき、そして、走った、飛んだー
成功した?いや審議… この時、池谷は「手着いた」と呟く。直後、失敗を示す赤い旗が振られたー
知幸、23段失敗。インタビューを受けた後、肩を落とす知幸の姿にはそこにはあった。そして「あとは23段を飛ぶ姿を見てみたい」と言った…
そして迎えた池谷のラストフライ。両腕を水平に伸ばし気持ちを落ち着かせ、集中し、走りー
飛んだ− 3mを超える跳び箱を飛び越え、反対側のマットへ−
至高の対決に決着がついた。
勝者は叫び、うれし涙を流し、また、敗者は相手の23段超えを祝福したのだった−
と、まあ、今回の「至高の対決」のあらすじをタラタラと書いてしまったのですが(^^;)。
まあ、どっちが上か、結果だけ言っちゃえば池谷の勝利だったのですが、決着までの道程−超巨大な木箱と対峙したときの表情、その時の相手の表情、そしてこの対決を見守ったNo.1ファイターの表情とかをじっくり見てるとホントに決着は一筋縄に行かず、戦う者の息吹を感じ取れてね、ホントに面白かったです。
あらすじでも書いたけど、池谷が22段をクリアしたあの跳躍、あれがターニングポイントだったんだなと思いました。そして2人に襲い掛かったであろう3m越えのプレッシャー。知幸の2回目のときに池谷の「手着いた」と呟いた、あの時冷静に状況をつかめていた…あの時冷静にいられたことが3m越えにつながったのかもしれない。
今回のNo.1 SURVIBALの時点で世界記録23段=3m超えを果たしている者は6名(MMで飛んだ非公式記録のも含めて)。
熟練者ですら21段で失敗もありうるというもはや神の領域といってもいいくらいの高さで23段以上という世界記録の領域に足を踏み入れるということは、ある意味でSASUKEを完全制覇するのと匹敵する偉業だと思う。しかもそれは「飛ぶための能力」だけでは凌駕できない領域。
ハッキリ言って、その時のハートも相手とギリギリのところで競っているとか極限の領域でないとその超巨大な木箱を凌駕することができない−
池谷が初めて23段を飛んだときもケイン・コスギと競っていた。その時の池谷は挑戦者−常にイケイケの攻めの姿勢で飛んで3m越えを果たしていった。
あれから7年半。MMでも跳び箱を披露し続け、いつしか「迎え撃つ立場」に慣らされたのか、相手の攻勢に思わず自分の跳躍を見失った。しかし土壇場であの「研ぎ澄まされた感覚」を取り戻し攻める知幸を退け、3度目の3m超えを果たしていった。
あの時の池谷の涙、不覚にも「今年の夏公演(横浜組)のこともあったのかなあ」と案じてしまいました(あいにくワタシは夏場の横浜には行ってませんでしたが…実際はどうだったのですか>横浜へ行かれた方)
なんかあんなところでフジとTBSのクロスオーバーを見てしまった(爆)。
放送直後のMM福岡公演では盛り上がったことでしょう、
■ きんに君後は誰が就くのか ■
今回は「元祖・SASUKEで最も完全制覇に近い男」大森晃 a.k.a. モンキッキーや「マッスルニューウェーブ3人衆(久々に使うな、この言葉)」金子昇ら、懐かしい面々も登場しました。
しかし、大苦戦でした。敗退時のモンキッキーの台詞が印象深かったです。
また、今回をもってきんに君がアメリカへ筋肉留学するとのことで相手がこそって「きんに君の勝ち逃げを許すな」と今までにない本気モードできんに君に襲い掛かったのでした。もちろんきんに君も「勝ってアメリカへ行きたい」とこっちも本気モードでの戦いでした。
つまるところ、鍔迫り合いの応酬でコロッセオが大いに沸いたのでした。
「これぞNo.1」という。
きんに君去りし後の王座は誰が就くか。
多分、
・池谷や知幸といった筋肉ミュージカル勢
・ワッキーやパッション屋良、チロらお笑い芸人の有力ファイター
・白川裕二郎や飯沼誠二といった、いわゆる第3世代
・それとも未知なるファイター3つめは…まあ、個人的希望(笑)
でもワタシは未知なる新しいファイターが出てきてほしいところですね。
これまで、No.1は事あるごとに新たな人材を発掘していきましたからね(元日決戦、SURVIVAL問わず)。
まああと種目数が少ないとも思いました。
いっぱい種目があるからどんどん使っていきましょうよ。>TBS
折角今回はファイターが盛り上げてくれたんだけど、その種目がちょっと消化不良ていうか、なんというか。
もう今回は跳び箱で始まり、跳び箱で終わる、なんていっちゃえるほどでした。
個人的には決勝が耐久系でも十分OKですよw
というわけで、なんかしまりのない終わり方になりそうですが。
とにかく、次回のSURVIVALが新たなるバトルの序章となることを祈りつつ、遅まきのレビューを終わらせていただきます(ぉ
…もう明日だってよ、SASUKE。
ちなみに、今回のNo.1 SURVIVALでのベストヒーローはきんに君ではなく池谷直樹と知幸を推そうかな。
ここまで至高のバトルをやらされると、唸るしかないでしょう。
時点はチロ。やはり跳び箱でのインパクトで。しかしながら、次回出るとしたらそれが正念場になりそうな。
コメント
そういや来週(18日)、亀田戦延期の埋め合わせで、水9に「SASUKE外伝」なる番組をやるみたいで
総集編とか未公開集みたいなものですかね?
投稿者: シンヤポス | 2006年10月11日 02:28
すいません、1コ突っ込みどころが……。
SGT、記録で制したのは池谷さん(12m60)です。
とはいえきんに君が3回成功、池谷さんが最後失敗ということを考えると、きんに君がNo.1でもいいような気はするんですけどね(苦笑)
投稿者: 竹田 | 2006年10月11日 18:23
間違えたΣ( ̄□ ̄;)
…修正いたしました。スイマセン(汗)
投稿者: 大家いかがに | 2006年10月11日 18:37