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スポーツマンNo.1決定戦2007(詳細編)

10年以上続いているNo.1、初の王座海外流出…
「厳密には'00のケイン・コスギで王座が海外流出しているんだよー」と強がってみる…
(そもそもケインの国籍はアメリカ)

能書きはこれくらいにして。
昨年同様「本編・パワーバトルの2本立てを並行で放送」というスタンスだった今回のNo.1。
放送からかなり離れてしまいましたが、今回に対するワタシの考察をば。
結果リスト

というわけで、恒例の箇条書き。
今回は本編とパワーバトルの2編でしたので、まずは本編から…
<BEACH FLAGS>
・プロに勝つことに関して、永井「格別!」
・テレックは2回戦で脱落。
・結局、池谷が種目2連覇。準決勝で危なかったが。
<BURN OUT GUYS>
・またしても待つ身の池谷。
・相手の試技のたびにホッと胸をなでおろす池谷…
・したし、木下に抜かされるとバタっと倒れこむ!
<MONSTER BOX>
・池谷の「試跳式」に宮崎口アングリw
・テレックの悔しがり方に場が和むw
・今回、池谷が跳んだ回数…なんと2回(爆)。>24段のは省いてます
・2位=実質の1位は永井(3年ぶり)とバスケットボールの網野(初挑戦)。
<POWER FORCE>
・テレックを応援する池谷…→木下との1回戦を見て驚愕。
・そして、その池谷、佐藤寿人との1回戦で種目初勝利で…はしゃぐw
・その後、白鳥勝浩にフッ飛ばされた。
・ナイスファイトは網野vs宮崎。1分もの戦いに。
・逆にテレックは秒殺の山を築く…日本人選手、絶句。
<25>
・1から順にタッチパネルを押していく競技だが…どーなんだこれ?
・今思えば、池谷が1回戦で落ちたのは相当痛かったのでは…
・テレック…なぜ黄色いヘルメットを…?
<TAIL IMPOSSIBLE>
・木下と網野が痛恨の1本目足切り。
・サッカー勢が抵抗を試みるもテレックを捕らえられなかった。
<SHOT-GUN-TOUCH>
・ボタン押せずが2例ほど。
・テレックはてこずったが、12m70で「待つ身」に。
・そして終盤、赤田と木下が世界新記録13m70に挑む最後の盛り上がりポイントだったが…

まあ、全体的に観て、テレックは本当に強かった。
そもそもNo.1は陸上の十種競技にヒントを得ているので、本物の十種競技のようにパワーとスピー
ドを両立しなければ五輪大会で金メダルを取れないわけで、
ある意味、テレックの起用は「No.1が本来求めていた姿」だったのかもしれないが
今回、総合No.1争いという視点で見ると、[25]でテレックが獲った事もあるけど、それ以上に[T
AIL〜]で木下や網野が1本目で脱落したのが一番大きかった
のではないかと思います。

<SPIN OFF>
・斉藤vs朝青龍、球体が跳ぶ!
・同門対決は琴欧州に軍配。
・決勝。ボールの円状の動きの末に琴欧州が横綱を破る!
<THE TAG-OF-WAR>
・大相撲勢がここで大噴火(?)。
・5試合で非相撲勢全滅。
・朝青龍、準決勝に琴光喜に破れ綱を投げ捨て!?(笑)
・しかし把瑠都の綱引きは…我々の想像を超えていた…。
<THE GALLON THROW>
・ここまでいいところなしだった佐々木健介、最後に大爆発し6mで朝青龍と共に種目No.1に。
・その佐々木シャウト: 「元気出していこーかー!?」「ウッシャー!」「爆発じゃああ〜!!」
・朝青龍、6m00の1投目で危機一髪。
・把瑠都の樽の投げ方が異常。反動なしで投げるとは。
・それにしても、脱落者の和やか且つ暖かい眼差しはイイですねえ。

相撲勢の強さと目立ち方が際立った今回のパワーバトルでした。
3種目しかないので総合No.1争いの行方が見えづらかったのですが、それでも本編と比べたら出場
者の誰もがこの舞台を楽しんでいる、その雰囲気は感じました。

■ 目覚める新星、巨星は…? ■

この「スポーツマンNo.1決定戦」は2タイプあって、一つは春秋にスポーツ自慢の芸能人を集めて脱落者を出しながらNo.1を決める「SURVIVAL BATTLE」、もう一つは今回のようなプロスポーツマンを集めてほぼ総当りの「元日決戦」があるのですが、
うち、元日決戦の場合、出場者の幅がかなり広いのです。
それは年齢とか主競技とか、ベテラン、新鋭、さまざまな選手が「伝説のコロッセオ」に集まってくるのです。
元日決戦と言うのはおもしろいもので、大物選手が適所で活躍し盛り上げる一方、ここで大活躍した新鋭がその後「本業」で大活躍するケースも少なくないということ。
総合No.1で見ると'95の飯田哲也、'97の松井稼頭央、'01の大畑大介。
他、No.1を取れなくても多くの選手がスポーツの話題を提供してくれましたし。
つまり、元日決戦は今後のスポーツ界における登竜門的存在、と言うと大げさかもしれないが。
去年No.1を獲った宮崎大輔もハンドボールを広げるために出場した、と言ってたし。
ここで目立たなければ、と本気になる選手が多いので観甲斐がありますよ。ハイ。

その一方で。
今年は(特に本編で、ですが)大物選手が少なかったと言うか、野球・サッカー界からはこれからの選手が多数を占めてたと思います。(さすがに赤田はもう経験者なんだけど)
やっぱ一人二人は大物選手がいてよかったのではないかと…やっぱ知ってる選手がいると観やすいというか、なんというか…。

あまりまとまっていないが、要するに、大物選手が花を添えたり、あまり知られてないところからはアピールの場にもなっているんです、元日決戦は。

■ 元日決戦、そのスタンス ■

繰り返してしまうのですが、この「スポーツマンNo.1決定戦」は春秋にSURVIVAL BATTLE、で正月に元日決戦(プロスポーツマン版)をやっているのですが、
ここ元日決戦においては、ここ数年4時間オーバーの長丁場で、そのあらすじを追うのがかなり困難な内容になっている(困難って…)。
って何でこんなことを書いたのかと言うと、今回、視聴率が15%を切ってしまったんです。(記事拾い先:wikipedia
まあまがりがいにもサバイバルの2倍の放送時間を誇る元日決戦。最初から真剣に観ると後半が明らかにバテてくるという(苦笑)難点も抱えてしまっているのですが、
ただ、元日のテレビ番組の特徴は実家でのんびり過ごしながら観る、といったスタンスが多いように思うのです。
元日昼間の番組とか、かくし芸なんか、その典型じゃないですか?
そう考えると実は現状の元日決戦は前述のような感じにマッチしているように見えるのですが、
それぞれのファイターがその時その時で活躍するからね。どこから観ても楽しめるという。それで好きなときに好きに観てもまあ「スゴイねー」と目を丸くしたり。
…ただ、総合No.1争いというのがそういう思考を邪魔をしているようで(爆)。

昨年度大会から本編とパワーバトルの2系列を並行に進めていく内容になっていることを逆手にとって、4時間オーバーという長丁場で本編とパワーバトルを分けちゃって放送してもいいのではないかと思うのですが、如何でしょうか。
まあ簡単に言うと、「前半をパワーバトル、後半を本編、全後半の間にインナーミッション」てな感じで…
まあ本音を言うと、「好きなときに好きに観る」タイプが多い元日のテレビ番組編成において、敢えて「最初から観てもらう」という(空気が読めてない)スタンスでもいいんじゃないか、と思うのです。
ただでさえ番組の内容というか雰囲気が他のより濃いんですからね。

■ あの時24段に挑んだということ ■

最後に他愛もないことなんですけど。
今回、池谷がMONSTER BOXにおいてNo.1を獲得した後に24段に挑みました。
結果は放送の通りなのでアレなんですけど。
ただ、ここで強調したいところがあって、あの時24段に挑んだ、そのシチュエーションに注目してほしいのです。
MONSTER BOXといえば、昨年秋サバイバルでの池谷vs知幸23段決着や、その後の筋肉ミュージカルにおける知幸23段が記憶に新しいところですが、その時のシチュエーションを今一度確認〜。

昨秋のサバイバルの時、あの時池谷は知幸と競っていた。
筋肉ミュージカルの時、知幸は観客の視線を一身に浴びていた。
今回、池谷は種目No.1を手にした直後に挑んだ。

この前−昨秋のMONSTER BOX−に感じたこと、それが今回逆説的に証明してしまった感が否めないですね。
ただ、別の側面もあって。
池谷といえば、跳び箱において3m越えを果たした6人のうち1人。
元日と言う記念の日においてNo.1争いから離れ、3m超え−または世界新記録に挑んでもらおうという魂胆も見え隠れしてたり。
そう思うと、池谷、乙。

まあそんなこんなでした。
視聴率云々に関しては、今こう愚痴っても仕方がないと思います。
ただ、今回視聴率が悪かったから、と変に番組のカラーを変えてほしくはないですね。
ワタシはこの一点集中の世界観が好きなので。こっから筋肉番付シリーズの虜になったから。

…いい加減、樽投げに代わるパワー系記録が残る競技を出してほしいいかがにでした。
正直、危険すぎるw

あ、そうそう。今回のベストNo.1ヒーローは…やっぱりというかなんというか、木下典明ですね。

ついでに愚痴も言っておきますね

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コメント

今回の種目の25は、はっきり言っていらないですね。
まだ30の方がいいと思います。
あとたまには、パワーバトル以外にスピードバトルなどもいれてほしいです。

アレはアレでスピード感があってそういった良さはあったのですけどね。
それでも、30での駆け引き、そして「息抜き感(≒番組進行上のアクセント)」としての価値には及ばなかったかなと思いますね。

>たまには、パワーバトル以外にスピードバトルなどもいれてほしいです。

パワーバトルがあからさまにパワー系種目で固められている現状を鑑みると、今の本編がスピードバトルとも取れそうです。

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