女王の教室、終了 〜結局、真矢は悪魔だったのか〜
☆提供クレジット速報
結局、明治製菓とコカコーラだけでした。
☆放送が終了して…
和美たちと別れを告げる、その瞬間まで、真矢でした。でも、それに腹を立てるつもりはもうありません。
(※真のラストシーンではないです(^^;)。卒業式の日でのことです)
思えば、初回。途切れ途切れで見てたのですが、そこから数回の真矢を見て「何なんだあの教師は」とブチギレたくなりました。
しかし、回を追うにつれて真矢の真意というか信念が明かされるにつれ、なるほど、彼女なりにそう考えているのかと−まあさすがに和美たちのように真矢に傾倒はしなかったが(前半の行為もあるし)、彼女の考えにある程度理解できるようになりました。
(が(だからこそ?)、一部の彼女の行為には目くじらを立てたのですが。ハイ。)
この「女王の教室」て話は、ことごとくワタシの考えていることを裏切りというか予想を外してくれました。
実は、先週の時点で真矢の本来の目的とかそういう視点で考察しようとしてたのですが、真矢の一言
「教育とは奇跡を起こすことが出来るのです(以下云々…」
あと、「教師を辞めるつもりはない」 と言いながらも 「 本当に正しいかどうかは分からない… (すまむ、うろ覚え」と呟いたとこもある。
なんだ、人間らしいところもあるじゃん。
いや、そうじゃなくて。
結局、子供も大人もそして教師も手探りで生きている、ということだったのだと思う。
真矢ももがいたのではないかと思う。
結局、「わからないけど、まずイメージして、そしてとことん行動する」コトだったのだろうか、真矢の初志は。
そっから初志貫徹(しょしかんてつ)してたからね…って、その為に結構汚いこともしてきたわけだが。
まあ確かに小学生を教える、その視点から見れば、かなり痛い先生だったと思う。
本来なら中学〜高校で出会うべきかも知れない。
でも、小学生だから伝わったのかなあ?
小学生だったから、より悩み、より苦しみ、そしてそれを乗り越えた喜びは大きい…
当初、「本来の学校ドラマでは計れない」と思ったけど、終わってみたら「学校ドラマ」でした。
というより、児童たちが真矢に立ち向かったその結果、「学校ドラマ本来の姿に戻っていった(?)」そんな気がします。
だから真矢ははたして悪魔か天使か、判断に苦しむところです…_| ̄|○
「児童たちと真矢の戦い」、結局、勝ったのはどっちだったのだろうか。
多分、その答えを考えるだけ無駄な努力かもしれないのだけど…
当初、真矢は極度の成績重視と個人主義で攻めてきた(というより、そういう教育方針だった)。その結果は…和美たちのクラスは他のクラスに比べて成績はよかった、ただ、個人主義の実現までには至らなかった。更にいえば、クラスの成績向上は真矢の計画とは異なる展開だった。これだけ見れば、和美たちの勝ちかもしれない。
しかしながら、今回、真矢は「教育とは奇跡を起こすことが出来るのです。1年間の指導により教師が予想しなかった成長過程が起こることもある」と述べた。恐らく、真矢は(主に和美が中心となって起こした)変化に手ごたえを感じていたのかもしれない。それを成果とするならば、真矢の(も?)勝ちかもしれない。
結局、両者の勝ちだったのかもしれない。
…でも、真のラストシーンで、真矢が笑顔を見せたとき……
ああ、和美の勝ちかなあ?、と吹き出してしまいました(核爆)
まあ、ここまで我々を翻弄しまくった「女王の教室」もこれにて終了。
いろんな意味で「踊らされてた」感が強かったのですが(むしろ脚本の湯川和彦に)、
踊らされてよかったと思います。
公式本も出てることだし、もう少し踊らされたいと思います。
なんか、全然まとまり感がないけど、ここらでシメ。
コメント
TBありがとうございます。
いいドラマでした。
ほんと、面白かった。
女王の教室ありがとう!
投稿者: みにぽぽ | 2005年09月18日 12:58
> 結局、子供も大人もそして教師も手探りで生きている
> 真矢ももがいたのではないかと思う。
> 結局、「わからないけど、まずイメージして、そしてとことん行動する」
何もかも分かっている人なんていない
自分も相手も同じ人間なんだと思えれば分かり合えるのかも
アメリカ型をひたすら目指す日本人が忘れかけている、とっても大切な気持ちがこれなのかもしれませんね
投稿者: interceptor | 2005年09月19日 09:39