ニューウェーブに挑む最強の刺客!

スポーツマンNo.1決定戦
SUVIVAL X

2002.09.27 21:00〜23:24
幕張メッセ

 芸能人大会も数えて10回目の開催となった。その記念大会に、前回猛威をふるった永井・きんに君・金子の「マッスルニューウェーブ3人衆(こちらで勝手に命名しました)」に強力なライバルが挑む大会となった。
…でも、船木は「違う」だろ…、と言ってみる。

出場者 総エントリー数:14人

野村将希(49) ボディビルディング 「水戸黄門」の飛猿
西山浩司(41) 陸上 元イモ欽トリオのワル男
ゴルゴ松本(35) 野球 初出場/TIM
船木誠勝(33) 総合格闘技 初出場/パングラス元王者
竹原慎二(30) ボクシング 元WBAミドル級世界チャンピオン
水内猛(29) サッカー 元Jリーガー(浦和レッズ)
逸見太郎(29) 野球 初出場
金子昇(27) 陸上 マッスルニューウェーブ3人衆
飯沼誠司(27) ライフセービング 初出場
10 永井大(24) バスケットボール他 マッスルニューウェーブ3人衆筆頭/前回準優勝
11 松尾政寿(24) サッカー 初出場
12 なかやまきんに君(24) バスケットボール マッスルニューウェーブ3人衆/前回3位
13 賀集利樹(23) サッカー他 初出場/「仮面ライダーアギト」(2001)のアギト・翔一
14 石垣佑磨(20) テコンドー 初出場

 下の結果推移を見れば分かると思うが、今回のニューウェーブ3人衆と言えそうな人達がチラホラと…
それは誰かは、まあ、見れば分かります。奇しくも、新鋭たちと、ニューウェーブ3人衆の全面抗争という形となったが、果たして…

<1回戦−1>BURN OUT GUYS

2度目の登場。なのだが、オーダーが変わってます。(サイドジャンプ20回→腹筋30回→上りうんてい)

No.1 永井大 1:25:08 get 100pts total 100pts(1)
なかやまきんに君 1:26:54 get 80pts total 80pts(2)
金子昇 1:28:35 get 70pts total 70pts(3)
飯沼誠司 1:31:24 get 60pts total 60pts(4)
船木誠勝 1:36:14 get 50pts total 50pts(5)
西山浩司 1:38:34 get 45pts total 45pts(6)

早くも新鋭軍団とのニューウェーブ軍団の抗争、そしてニューウェーブ軍団の中も火花を散らす激しい状況となってきた。
まずは永井が先勝、一歩先行した。
こん坊:…一人落っこっちゃったひとがいるね。
ワタシ:TIMのゴルゴですか。うんていで落っこちて、失格になりました。

<1回戦−2>POWER FORCE

No.1 野村将希 (決勝)○−船木 get 100pts total 120pts(3)
船木誠勝 (決勝)×−野村 get 80pts total 130pts(1)
竹原慎二
飯沼誠司
(準決)×−船木
(準決)×−野村
get 50pts total 60pts(7)
total 110pts(4)

1回戦において、永井ときんに君が激突という、ある意味、総合No.1争いで一番厳しい事態が発生。勝負の結果は、永井がきんに君を破った。しかし、その永井は、次の相手・船木に善戦及ばず敗退した。
ワタシ…決勝で野村が船木を破るシーンはシビれましたね。
こん坊:でも、永井さんが勝ち進んだら…独走態勢になるから、ある意味、2回戦で負けてよかったのでは?
ワタシ…え?

<1回戦−3>MONSTER BOX(超・跳び箱) →1回戦終了/2人脱落(14→12名)

No.1 永井大 18段 get 80pts total 205pts(1)
金子昇 17段 get 70pts total 165pts(3)
野村将希
水内猛 ☆
逸見太郎
賀集利樹
16段 get 60pts total 180pts(2)
total 120pts(7)
total 90pts(9)
total 75pts(11)

 永井の跳躍能力は、さらに磨きがかかり、18段のトライでも余裕が見られた。
初出場組も、逸見、賀集が高いポテンシャルを発揮した。是非、次回もトライして欲しいと思う。
ワタシ:自己記録を更新したのは、竹原慎二(12→14段)、水内猛(13→16段)、なかやまきんに君(14→15段)でした。
こん坊:15段ということは…電話ボックス越えをはたしたんだ、きんに君。

 なお、1回戦は以上で終了。ここで足きりの憂き目に遭ったのは、石垣佑磨(60pts(13))とゴルゴ松本(30pts(14))。
共に、目立った見せ場はなかった。(1回戦脱落者はいつもそうだよな…)

インナーミッション 「Queen's Charange Battle」

 遂に、女子No.1決定戦の開催である。規模は小さいものの(なにしろ、「Charange」ってついてるから?)、いつもの雰囲気はやっぱりな、といったところ。
さて、その女子No.1の種目は、[BURN OUT GUYS]…じゃなかった、[BURN OUT GIRLS]と[TAIL IMPOSSIBLE]の2つで行われた。あ、[BURN..]はオーダーが違う(スラロームラン(20m)→腹筋(20回)→壁登り(1.0m+1.6m+1.8m))、[TAIL..]は脱落は(1→2→2→2)とちょっと毛玉違い。

[BURN OUT GUYS GIRLS]

No.1 水野裕子 59:04 get 100pts total 100pts(1)
一戸奈美 1:05:94 get 80pts total 80pts(2)
川村ひかる 1:13:14 get 70pts total 70pts(3)

[TAIL IMPOSSIBLE]

No.1 水野裕子 get 100pts
奥泉文子 get 80pts
一戸奈保 get 70pts

最終成績

No.1 水野裕子 200pts 100+100  BOG,TI
一戸奈美 150pts 80+70  
奥泉文子 120pts 40+80  

 今回に関する考察については、最後にまとめます。

<準々決勝>QUICK MUSCLE 2名敗退(12→10名)

NO.1 飯沼誠司 171回 get 100pts total 250pts(1)
水内猛 ☆ 126回 get 80pts total 200pts(6)
なかやまきんに君 120回 get 70pts total 200pts(6)
船木誠勝 114回 get 60pts total 220pts(3)
西山浩司 ☆
金子昇
111回 get 50pts total 135pts(8)
total 215pts(4)

 密かにルールが変わっていて、タイムアップ時に腕が上がっていないと、失格の裁定が下される(判定は腕のセンサー)ということだが、早速、逸見がその新裁定の餌食となった。
永井はこの種目を上位に食い込みたかったが、金子との直接に敗れ、総合の首位争いから一歩後退した。
こん坊:その永井さんは何回だったの?
ワタシ:104回でした。どーでもいいことですが…飯沼。試技終了直後のポージングがカッコいいんですが…

 1組目(1回戦終了時下位3人)に入っていた賀集は、落とせない試技で力尽き失格−即ち脱落(75pts(12))となった。個人的には…物凄く惜しいと思う。もう一人の脱落者は…下2位(10位)が2名同着のため落とせず(松尾、逸見−90pts(10))。11名で準決勝に挑むこととなった。

<準決勝>TAIL IMPOSSIBLE 5名敗退(11→6名)

NO.1 飯沼誠司 get 100pts total 350pts(1)
なかやまきんに君 get 80pts total 280pts(3)
永井大 get 70pts total 305pts(2)
3回脱落 水内猛
竹原慎二
金子昇
get 55pts
get 50pts
get 45pts
total 255pts(5)
total 170pts(×)
total 260pts(4)

 アイアンマンレース出場経験のある飯沼。終わってみれば水内をも凌駕する余裕の圧勝劇だった。
生き残りを掛けた選手達は、ほぼ全滅の憂き目に遭った。
こん坊:飯沼さん、最終周回の時点でウイニングランになってるし…
ワタシ:[QUICK..]の時の飯沼は、やけにカッコ良かったけど、これはいただけなかった(苦笑)

 惜しくも決勝にコマを進めなかったのは、野村、西山、逸見、竹原、松尾(ポイントは省略)。
松尾って、コレといった名場面を作れなかった割に生き延びましたね…。(ちょっと不謹慎)

<決勝>SHOT GUN TOUCH →総合No.1決定!

No.1 永井大 ☆ 12m70
なかやまきんに君 ☆ 11m50
水内猛 11m30

 (☆は、自己記録更新)

 今回の加算スコア式は「獲得スコア=(試技距離(cm単位)−1100cm)×3/10+20」。例えば、試技距離が12m00の場合…1200−1100=100、100×3/10+20=50 ptsが成功時に加算される。

飯沼  …11m00=○、11m20=×、11m60=× (20+0+0= get 20pts)
永井  …12m00=○、12m00=○、12m70=○ (50+50+71= get 171pts)
きんに君…11m20=○、11m40=○、11m50=○ (26+32+35= get 93pts)
金子  …11m50?=×、11m40=×、11m50=× (0+0+0= NO-pts)
水内  …11m00=○、11m30=×、11m30=○ (20+0+29= get 49pts)
船木  …10m50=×、11m00=×、11m10=× (0+0+0= NO-pts)

最終成績

No.1 永井大 476pts 100+25+80+30+70+171 BOG,MB,SGT
なかやまきんに君 373pts 80+0+50+70+80+93  
飯沼誠司 370pts 60+50+40+100+100+20 QM,TI
水内猛 304pts 25+25+70+80+55+49  
金子昇 260pts 70+25+70+50+45+0  
船木誠勝 250pts 50+80+10+60+30+0  

 ここ最近のNo.1では、決勝突入時に首位に立っていた選手が、最終的に点差を詰められつつも首位の座を死守してNo.1になるパターンが多かったが、今回、飯沼が決勝で守りに入って永井に逆転を許したパターンになった。 気持ち的に守りに入ると、いかに首位の座が脆(もろ)くなるか−久々に見せつけられたシーンだった。今回も攻めの姿勢を崩さなかった永井。彼が念願のNo.1の座を勝ち取った。

 ケイン・NAOKI・照英といった「筋肉3帝」(ワタシがかってに命名)と見比べると、見劣りする…そう感じる人もいると思う。ただ、「マッスルニューウェーブ3人衆」が、「筋肉3帝」や他の選手と違うところがある。それは「お互い切磋琢磨しあう」ことではないだろうか。 他の選手たちはどちらかというと、自分自身でトレーニングし、大会中は自分に集中する光景が多いが、彼らは、ライバルのパフォーマンスに一喜一憂したり、称えあう−それだけ、3人は係わりあいを感じると思う。これは、他の選手には見られない(一部…見られたカナ?)だけに、新鮮であり、一番の強みではないだろうか。
今回初出場した選手たち…船木はやっぱりということで、飯沼を見て「史上最強のライフセイバー」の片鱗を見たが、次回出るとしたら、精神面を強く、と言いたい。今回旋風を巻き起こした賀集・逸見…もしかしたら、潜在能力はかなりのものかもしれない。次回出場したら、充分暴れられるだろう。

 さて、史上初の女子No.1であったが、イマイチ盛り上がらなかった感が否めない。実績よりも人気で選んだかどうかは知らないが、なんか、選手のポテンシャルが中途半端だった気がする([BURN..]の壁登り失敗が出た等)。 これは、競技数の少なさも原因にも挙げられる(まあ、インナーミッションだから…?)が…。本当に実績があると思われる選手を集め、競技もちゃんとした数をそろえれば、見栄えがするが…。
いずれにしても、今回、初めて女子No.1を開催することになったから、また第2回目、さらに…と期待が膨らむのではないだろうか。

 恐らく、周囲の期待は「筋肉3帝×マッスルニューウェーブ×X-ニューウェーブ(飯沼・賀集・逸見)」の三つ巴なのだろうか…、それとも、マッスルニューウェーブの元日決戦進出…?

 

kei-i@tokai.or.jp
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